東生馬町〜鹿島町上講武旧道 |
2020年3月21日(土) | 東生馬町〜鹿島町上講武への山越え旧道 |
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古い地形図を見ると、東生馬町から鹿島町上講武へ山を越える径があるので、確かめてみることにしました。谷を入って溜池を越えた鳥ノ子山の麓あたりまでは作業道があって、以前に行ったことがありますが、その先は藪になっていたような記憶があります。鹿島町へ山越えできた場合、同じ径を引き返すのも気がすすまないので、なるべく短距離で帰れるようなルートを探しました。地形図やグーグルマップを見ると、白鹿山の麓の林道真山線から鉄塔巡視路が山を越えているようなので、持田トンネルを越えて、白鹿山の麓から鉄塔巡視路を通って東生馬町へ山を越えるルートが最短距離のようです。 東生馬町の生馬神社の参道前から北へ向かって谷を上がっていくと、道路脇に小さな社があります。4本の柱を伸ばした上に社が載っています。中には古い木彫の仏像が置かれていました。少し進むと山際に家がありますが、現在は廃屋のようです。家の後ろに鉄塔の巡視路の標識があり、林道真山線からの巡視路がここへ下りてくるのだろうと思われます。 2つの溜池の横を通ると、舗装道路は終わり、未舗装の作業道が植林地を入っていきます。最後の溜池から10分ほど進むと、開けた空き地に出てきます。ここで作業道は終わり、径らしきものは見えなくなってしまいます。空き地の奥へ入って、周りを見渡すと、右の山際に径のようなものが見えましたが、空き地からは藪になっています。 藪の笹をかき分けてみると、水路の土手に踏み跡が続いているように思われました。枝を切りながら進むと、確かに踏み跡が林内へ向かっているようでした。林内へ入ると、踏み跡は見えなくなりますが、水路に沿って上がっていくと、山際にはっきりした径がありました。5分ほど林内を進むと、踏み跡が直進と、左へと分岐していました。直進すると踏み跡が不明になるので、地図で想定のルートを確認すると、間違えていることがわかりました。先程の分岐を、左折するのが正しいようです。 分岐へ引き返し、谷を渡って行くと、斜面にはっきりとした径が伸びていました。 斜面を周った径は、さらに左へ尾根を巻いて上がっていきます。径は細く、時々シダが伸びて足元が見えにくくなりますが、はっきりとした踏み跡が上がっていました。やがて峠らしいところまで上がると、踏み跡は左右に分かれ、右は小さく切り通しのようになって下がっていますが、枯竹が倒れ込んでいました。この先、進めるのかと不安にもなりますが、行けるところまで行こうと進みました。 枯竹は倒れ込んで行く手を塞いでいますが、古い枯竹のようで、すぐに折れるので、なんとか進むことができました。これが本当に径なのかとも思われましたが、枯竹の下にあるのは径のように見えます。斜面の径の枯竹はしばらく続き、20分ほど枯竹と格闘すると、やっと竹藪を抜け出すことができました。 尾根を巻いた斜面の径の竹藪を抜けると小さな谷に出会いました。その先の斜面に径は見えず、位置からしてもここから谷を下るようです。谷を下がると、広い谷に下り、踏み跡らしものが下がっています。 径は少し荒れていますが、はっきりした踏み跡が続いていました。10分ほど下がると、きれいに手入れされた径になり、その先に民家が見えてきました。2時間弱で鹿島町上講武の市道へ出てくることができました。 |
東生馬町 12:08 生馬神社の前から北の谷へ向かう。 | 12:09 小さな祠がある。 |
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古い木彫の仏像があった。 | 12:12 最後の建物の前を行く。 | 12:16 溜池の横を過ぎる。 |
12:19 2つ目の溜池の横を行く。 | 12:22 溜池で舗装道路は終わる。 | 12:25 植林地内の作業道を進む。 |
12:30 作業道の先が明るくなる。 | 12:31 開けた空き地に出る。 | 12:33 径を探すと、右の山際に径が見える。 |
12:36 山際の藪に入る。 | 12:38 水路の土手に踏み跡がある。 | 12:40 藪の中に踏み跡がある |
12:44 林内に径が見えないが谷を上がる。 | 12:47 | 12:48 山際に径があった。 |
12:51 分岐を左へ、間違えて直進し引き返す。 | 12:57 分岐を左へ、谷を渡る。 | 12:58 はっきりした踏み跡が続いている。 |
13:04 | 13:07 | 13:15 左へ尾根を巻いて行く。 |
13:18 | 13:20 | 13:22 峠に上がり、右へ曲がる。 |
鹿島町 13:22 枯竹が重なり合っている。 | 13:29 斜面の径に枯竹が倒れ込んでいる。 | 13:36 枯竹がまだ続く。 |
13:41 やっと竹林を抜け出した。 | 13:44 谷に出会い、谷をを下る。 | 13:50 荒れているが径がある。 |
13:54 | 13:55 アスナロの脇から小さな川を渡る。 | 13:57 やっと歩きやすい径になる。 |
13:58 民家が見えてきた。 | 13:59 | 14:00 道路へ出た。 |
昭和12年発行旧版地形図 |