枕木山華蔵寺の旧参道




2019年2月5日(火) 枕木山華蔵寺の旧参道
・枕木山華蔵寺の旧参道
 旧版地形図を見ると、枕木町熊野神社付近から華蔵寺の現参道へ向けて道があります。これは華蔵寺への旧参道と思われますが、1971年に現在の県道枕木山線が開通しており、新設道路によって旧参道は途中で分断されています。
 熊野神社の前に大きな石灯籠があり、その道路反対側に山に向かって道が上がっています。この道の途中にも石灯籠があり、すぐ近くには小さなお堂に入った仏像2体と、一丁地蔵と思われる石地蔵がありました。参道の途中でも一丁地蔵を探しましたが、1体だけ見つけることができました。ここから水道施設の脇を通って古い径が上がっており、崩れかけた石段が残っています。最初は竹林の中を径は上がっていますが、人が通るほどのスペースは枯竹が片付けられており、最近でも人の往来や管理されていることが感じられます。旧参道は急斜面を上がり、15分ほど上がったところには長い石段があります。この石段を上がると、径は緩やかになってきます。10分ほど左右に曲がりながら径を進むと、目の前が開け、県道枕木山線の背の高い道路擁壁が見えました。ここから旧参道は擁壁の上へ通っていたのでしょうが、県道により分断されています。
 擁壁の上の旧参道を確認するため、少し先の谷から急斜面を尾根に向かってよじ登ってみました。尾根に上がると、確かに左右に径が続いており、右は尾根の先の擁壁の上で切れていました。上に向かって上がっていくと、5分ほどで目の前に石積が立ちはだかり、行き止まりでした。石積を上がったところは、華蔵寺の現在の参道入口の手前にある駐車場で、石積は駐車場を造成したときの擁壁のようです。

枕木町
熊野神社
拝殿本殿

神社の前に大きな石灯籠がある。12:33
石灯籠の正面の坂道へ向かう。
12:34
坂道の途中に石灯籠がある。

12:35
石地蔵がある。
12:35
水道施設の前を直進する。
12:36
旧参道は広く、石段が残っている。

12:36
竹林内を上がっていく。
12:40
枯竹があるが、通り道は片付けられている。
12:44

12:44
12:45
石地蔵が残っている。

12:49
12:50
長い石段がある。
12:52
石段を上がると、緩やかになる。

12:54
12:57
12:59

13:00
県道枕木山線で旧参道は切られている。
電柱脇へ出てきた場所電柱No.82

13:03
少し先の谷から尾根へ向かう。
13:04
超急斜面をよじ登る。
13:08
尾根には径があった。

13:10
県道側を確認する。
金網フェンスの下に県道が見える。13:13
引き返し、旧参道を上がる。

13:15
13:16
前方に石積みが見える。
13:17
石積みを上がる。

13:18
華蔵寺の参道前の駐車場に上がった。
華蔵寺参道入口

仁王門仁王像石造りの不動明王

展望台からの眺望

薬師堂鐘樓門本堂



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