歴史の道 「松江杵築往還」 岡本町〜出雲市美野町西灘




2019年11月5日(火) 歴史の道 「松江杵築往還」 岡本町〜出雲市美野町西灘
 今日は、「松江杵築往還」を、岡本町〜出雲市美野町西灘までの5kmを歩きました。
 岡本町の旧県道から北に入ると径が右から左へ回って谷を上がっています。民家の横から墓地へ向かって径が続き、墓地の左から林内へ径が向かっています。林内を上がると、「公園区域立入禁止」の看板がありますが、踏み跡は峠を越えて下がっているのが見えました。山越えは諦め、旧県道へ帰り、先へ進みました。(公園管理事務所に山への立ち入り許可を求めましたが、許可は得られませんでした。後日市の許可を得、駐車場へ通ずる径を確認しました。)
 岡本県道踏切を渡って国道へ入り、山を迂回すると、一畑電鉄フォゲールパーク駅の前を通ります。そこに6体の地蔵を祀った地蔵堂がありますが、公園や道路工事によって移設改修されたもののようです。
 公園の駐車場に下りてきた往還は国道へ出て、布川谷を通り、西の山を越えたということですが、資料によると歩けるような径はないとのことなので、山を迂回し国道を歩くことにしました。
 山を迂回し国道を700mほど進んだところで、大垣県道2踏切を渡り、旧県道へ入ります。ここから旧県道は民家の南側を通っていますが、往還は民家の北側の山手を通っていたようです。北へ入る径を確認しながら旧県道歩きましたが、山手の東西の径は確認できませんでした。
 家並みを抜けると、田んぼの向こうに内神社の一の鳥居が見えてきます。往還は田んぼの中を鳥居に向かってまっすぐ通っていたはずですが、耕地整理により径は消えています。旧県道を進むと国道からの道と交差し、右へ曲がると大きな石造りの鳥居があり、内神社の一の鳥居で、ここから参道がまっすぐ伸びています。
 往還は鳥居の西側の民家の間から林内へ続いています。山の上で墓地の下を通り、民家の裏や横を抜けて、旧県道から北へ向かう道へ出てきました。ここから往還は、田んぼの中を斜めに山手へ向かい、左へ曲がって線路を越えていましたが、耕地整理で径は消え、線路内も立入禁止で通れませんでした。高ノ宮駅近くまで帰り、国道を通って西へ進みました。
 国道へ出てから600mほど行くと、道路から上に上がる道があります。ここを上がって踏切を渡り、坂道を上がってカーブの手前で畑の中を進むと、竹林内に径があり、「大野越え」となります。竹林内の径は少し荒れていますが、広い径が続いています。ピークの辺りで、竹が多くなり径が不明となってきますが、直進すると、また径に出会えました。広い径を下ると民家の横へ出てきて県道へ出会いました。資料によると、この山越えのルートは、篠竹が密生し、通るのが困難とありますが、今回はスムーズに通ることができました。
 「大野越え」には迂回のルートもあったということなので、確認してみることにしました。先程国道から踏切を渡ったところから100mほど手前に、線路の高架下を潜る場所があり、北へ入ると、道は谷の奥へ続いています。溜池の脇から山へ入ると、歴史を感じさせる、U字形にえぐられた径が斜面を上っています。径は広く幅2mくらいはあるようです。峠に上がると、谷には別の径が下がっているようにも見えました。墓地の脇を下がっていくと、民家の近くへ下りてきました。林を抜けたところに平板の石が立ててあり、花立てが立っていたので、お祀りがされているようです。さらに下がると、大野川の橋の手前に出てきました。ここからは、大野川に沿って南に下がると、新川橋で県道に出会い、西へ向かいます。
 県道は北へ曲がり、直進する旧県道を行くと、左手に一畑電車の津ノ森駅があります。さらに直進し草野川を渡り、坂道を上がって、丘の上で下分県道1踏切を越えて国道へ出ると、出雲市美野町になります。
 国道を300mほど進むと、美野市道2踏切があり、踏切を渡り旧県道へ入ります。旧県道を上がって行き、一番高いところでは、民家の北側に往還があったということなので、北へ入る路地から民家の裏へ入ってみると、荒れ地や空き地が続いているので、ここに径があったのかもしれません。路地をさらに山に入ってみると、小さな社が2箇所にありました。社の手前から西へ墓地が続いているので、墓地の中を歩いていくと、旧県道へ下りることができました。旧県道へ下りたところには、江戸時代末期に上方相撲で活躍したという「浪ノ音巳之助」、「東川助右エ門」の2基の石碑が立っています。
 旧県道を平地に下がると、伊野川の橋を渡り、先へ進むと右手に「伊野本陣」と石に刻まれ、奥に福祉施設が建っています。伊野本陣から西へ進み、坂道を上がると、美野市道1踏切を渡って国道へ合流しました。  

岡本町
北へ入り、丘を右へ回って谷を上がる。

民家の横を墓地へ向かって上がる。

墓地の左横から山へ入る。

大垣町
山の上に公園内立入禁止の表示がある。

踏み跡が下がっているのが見える。
岡本町
旧県道に帰り、岡本県道踏切を越える。

大垣町
国道をフォーゲルパーク前を進む。

駅前に地蔵堂がある。

布川谷の奥に本宮山が見える。

大垣町
西へ向かう山越えの径は通れない。

中谷の大垣県道2踏切を越え旧県道へ入る。

往還は民家の北側を通っていた。

大垣町
旧県道沿いのお堂

山の中の社

旧県道沿いの水神宮

大垣町
家並みを抜けると田の先に鳥居がある。

内神社の大鳥居

竜宮の小祠がある。

大垣町
鳥居の西の民家の間から径がある。


墓地の下を通って山を越える。

大垣町
民家の裏を通る。

民家の横を通って道路に出る。

往還は田んぼを斜めに正面に向かった。

大垣町
往還は左へ行っていた。

往還は線路で切られてる。

往還は線路、国道を越え竹藪へ向かった。

大垣町
国道を線路沿いに行く。

国道から道を上る。

道を上り、踏切を越える。

大垣町
カーブの手前で畑の中へ進む。

畑の奥に山への径がある。

少し荒れているが広い径がある。

大垣町
大野町
径が不明となるが直進する。

草が多いが再び径に出会う。

大野町
広い径が続く。

民家の横へ下りてきた。

出てきたところを振り返る。

大垣町
県道大野魚瀬恵曇線に出会う。
大垣町
国道を600m引き返し、高架を潜る。

谷をまっすぐ奥へ向かう。

大垣町
溜池の脇から山へ入る。

U字形の径が上がっている。

大野町
峠に上がった。

墓地の脇を径が下る。

林を出たところを振り返る。

大野町
橋の手前に下りてきた。

大野川に沿って南へ下がる。

新川橋、県道大野魚瀬恵曇線と出会う。

大野町
県道を西へ向かう。

宍道湖対岸の風景(幡屋三山)

一畑電鉄津ノ森駅

大野町
旧県道を西へ向かい、草野川を渡る。

坂道を上がる。

下分県道1踏切を越える。

出雲市美野町
国道を進む。

国道から美野市道2踏切を越える。

旧県道を行く。

出雲市美野町
道路脇に地蔵堂があった。

往還は民家の北側を通っていた。

建物の裏に径らしき空き地がある。

出雲市美野町
民家の裏に荒れ地が続いている。


山の中に社があった。

出雲市美野町
山手に径がある。

林内の社に続いていた。

墓地の中を進んでみる。

出雲市美野町
墓地から旧県道へ下りる。

幕末の上方相撲の力士の碑

石地蔵も置かれている。

出雲市美野町
平地へ下りて伊野川を渡る。

伊野川

伊野本陣の福祉施設

出雲市美野町
伊野本陣前から西へ進む。

坂道を上がる。

美野市道1踏切を渡り国道へ出る。



松江の歴史の道を歩く