2020-4-15 八雲町矢谷〜秋吉への旧道




2020年4月15日(水) 八雲町矢谷〜秋吉への旧道
 昭和22年発行の旧版地形図を見ると、八雲町熊野の矢谷から八雲町西岩坂の秋吉へ、山越えの径が描かれています。

 矢谷の谷の最奥の民家の先から広い作業道を川沿いに上がり、山へ入って20分ほど行くと作業道が狭くなってきます(11:11)。少し上がるとさらに径は細くなり、谷の分岐を左へと進んで、20分ほど行くと(11:30)、少し藪になってきます。マタタビの蔓や低木の枝が伸びていますが、そこを通り過ぎると、また川沿いに踏み跡が続いています。
 5分ほど川沿いを上がると(11:40)、谷の分岐があり、右の谷の奥には滝が見えています。正面の谷へ直進しますが、谷は急斜面で、上がるのには息が切れます。斜面には踏み跡のようなものは見られませんでした。谷が終わると、さらに斜面は急になり、木につかまりながら上がっていきます。中ほどまで上がると、獣道なのか、斜面を横切って上がる細い踏み跡がありました。その踏み跡もやがて消えてしまいましたが、すぐ上に見える稜線に向かって上がりました。稜線を挟んだ両側は背の高い笹が密生しており、稜線を南へ広瀬へのルートを確かめたかったのですが、それは諦めました。

 稜線から秋吉へ下る斜面は、背の高い笹が密生して、踏み跡などは全く見えません。笹に覆われた斜面を下ってみますが、急斜面でとても笹の中を下りられそうにありませんでした。途中から右へ周ってみると、笹の中で稜線からは見えませんでしたが、藪の中に尾根が見えました。尾根は傾斜も幾分か緩やかで、笹もなくなり、なんとか下りられそうです。しかし、尾根には径の跡らしきものは感じられませんでした。やがて尾根は急斜面になって、枝につかまりながら、谷に下りてきました。
 下りてきた谷は、左右の谷の合流点となっており、左(東)の谷へ上がり、稜線へ上がるルートがないか探してみましたが、踏み跡などはありませんでした。(旧版地形図を見ると、秋吉側へは尾根を下がっているようなので、今回の尾根で良かったのかも知れません。) 
 谷の合流点まで引き返し、川沿いの植林地内を下がっていきますが、ここは昔は谷沿いに棚田が造られていた場所のようで、段差のある石垣が残っており、下りられる場所を探しながら下がっていきます。
 水田跡の植林地内を過ぎると、概ね川沿いに径があり、川を何度か左右に渡って行くと、砂防ダムへ下りてきます。砂防ダムを周って、川平堰堤から下がっていくと秋吉地区の集落へ出てきました。

八雲町矢谷 10:42
最奥の民家の奥から谷を上がる。
10:52
畑の脇を抜け、山へ入る。
10:55

八雲町矢谷 11:03
左へ分岐があるが、直進する。
11:09
橋を渡る。
11:11
径は細くなり、上がって行く。

八雲町矢谷 11:12
さらに径は細くなる。
11:13
川沿いに径は上がって行く。
11:20
右へ分岐があるが、左へ直進する。

八雲町矢谷 11:22
11:24
谷の分岐を左の谷へ行く。
11:26
川を渡る。

八雲町矢谷 11:29
川を渡る。
11:30
前方が藪になる。
11:35
藪を抜けるとまた踏み跡がある。

八雲町矢谷 11:37
川沿いに上がって行く。
11:40
谷の分岐を直進する。

右の谷の奥には滝がある。

八雲町矢谷 11:41
急傾斜の谷を上がる。
11:44
急傾斜の谷に踏み跡はない。
八雲町矢谷 11:52
谷が終わり、急斜面の上に稜線が見える。

11:58
獣道が斜面を上がっている。
12:05
もうすぐ稜線に上がる。
八雲町矢谷 12:11
笹が密生する稜線に上がった。

木々の間から星上山が見える。

八雲町秋吉 12:19
反対側の斜面も笹が密生する。
12:26
斜面は超急傾斜で、右へ周る。
12:37
右へ周ると尾根が下がっている。

八雲町秋吉 12:42
尾根が明るくなる。
12:46
尾根が滑り落ちそうな急傾斜になる。
12:49
急傾斜を下りる。

八雲町秋吉 12:51
谷が見えてきた。
12:55
下りてきた尾根を振り返る。

谷の合流点に下りてきている。

八雲町秋吉 11:57
左(東)の谷へ上がってみる。
12:58
13:01

八雲町秋吉 13:11
このあたりから谷を上がったかもしれない。
13:23
合流点に帰り、谷を下がる。
13:27
植林地内を下がる。

八雲町秋吉 13:30
棚田の跡の石垣が残っている。
13:33
川を何度か左右に渡る。
13:36

八雲町秋吉 13:42
13:46
13:50
川沿いに径がある。

八雲町秋吉 13:55
13:57
径がはっきりしてきた。
13:58
砂防ダムへ下りてきた。

八雲町秋吉 14:03
砂防ダムを周っていく。
14:05
川平川砂防堰堤の前を過ぎる。
14:11
下りてきた谷を振り返る。

八雲町秋吉 ひとよしさん(休み石) 昭和22年発行旧版地形図


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