2020-4-7 西忌部町下忌部〜玉湯町布志名への旧道




2020年4月7日(火) 西忌部町下忌部〜玉湯町布志名への旧道
 昭和31年発行の旧版地形図を見ると、下忌部から玉湯町布志名へ山を越える径が描かれています。以前に歩いた西忌部町の鉄塔No.5へ向かう鉄塔巡視路の途中から山を越えるようなので、向かってみることにしました。

 西忌部町下忌部の千本貯水池から山への斜面に棚田の水田があり、その中に緑豊かな杜があり、日野目天神社が祀られています。その脇から棚田の最上部に向かって径があり、溜池の脇を上がって行くと、南に展望が開け、遠くに天狗山、空山、そして東忌部町の黒目山が見えました。
 道が南へと曲がるところから、鉄塔巡視路があり、植林地へと入っていきます。巡視路へ入って、少し行くと柿畑があり、山へ向かう径があるように見えました。竹林へ少し入ってみますが、目の前には急斜面が立ちはだかり、とても上がれるような雰囲気はありません。巡視路へ帰り、進んでいくと、右の斜面に上がって行く踏み跡がありました。
 踏み跡は概ね旧道の方向なので、上がってみました。上がっていくと、見覚えのある青いテープが結んであり、思い出そうとしても、しばらく思い出せませんでした。斜面を上がると、傾斜の緩やかな場所になり、このルートは三角点「布志名」に上がった径だと思い出しました。三角点へは左へ上がったので、まっすぐ谷を上がっていくと、しばらくして峠につきました。
 峠には左右に踏み跡が続いており、右は藪のようになっているので、左へ進んでみました。踏み跡は三角点のピークとその南のピークの鞍部を抜けていましたが、谷へ下るようになると藪になってしまったので、元の峠に引き返しました。
 峠を越えたところは、少し荒れ気味ですが、すぐに歩きやすい踏み跡がありました。最近では人が通っている径ではないのに、なぜこんなにきれいなんだと、不思議になるような径が下っていました。しかし、5分ほど下がると、踏み跡がなくなりました。周りを見ても、それらしきものは見えないので、谷を下りました。谷には踏み跡らしきものは見当たりませんでしたが、やがて水田跡のような石垣のある場所に出てくると、山際に踏み跡がありました。(古い空中写真を見ると、谷を下らず、斜面の少し上を下っているようです。)
 10分ほど山際の径を下がり、斜面が急になったところには、石段状に並べられた石があり、旧道だったことがうかがえました。径が川の流れに下りて、不明になってしまいました。谷には水田があったはずで、径は谷の少し上を通っているとは思いましたが、川の流れに沿って山際を行くと、やはり山沿いに踏み跡がありました。
 3分ほど山沿いの径を下ると、径は谷へおり、川の流れに沿って下っています。小さな川の流れを、左右に何度か渡っていくと、前方が明るくなり、溜池が見えてきました。溜池の右側を通って、堤塘の脇を下がって行くと、笹の多い径となりますが、宍道湖の嫁が島や、宍道湖大橋が望まれます。やがて、3分ほどで玉湯町布志名の舗装道路に下りてきました。

 道路に出てからは、同じ径を引き返す気にはならないので、道路を乃白町まで歩き、鉄塔巡視路を通って山を越え、出発地の西忌部町まで帰りました。一般道を歩くより、距離的には短くなりますが、巡視路はアップダウンがきつく、少々体に応えました。 

西忌部町 12:50
日野目天神社の近くから水田脇を上る。
12:55
溜池の脇を上がる。
12:57
棚田の最上部へ向かう。

西忌部町 13:00
右から、空山、黒目山、天狗山が見える。
13:01
巡視路は植林地へ向かう。
13:02
林内へ入る。

西忌部町 13:03
林内の巡視路を進む。
13:05
柿畑から入ってみる。
13:06
竹林の急斜面で上がれない。

西忌部町 13:09
引き返して、巡視路を行く。
13:10
急斜面の階段を上がる。
13:12
巡視路から右へ分岐。

西忌部町 13:14
はっきりした径がある。
13:15
右へ曲がる。
13:16
谷を上がる。

西忌部町 13:18
三角点は左へ、直進する。
13:20
峠へ上がった。

左へ径があり、向かってみる。

西忌部町 13:24
藪になり引き返す。
玉湯町 13:26
峠を越えて斜面を下る。
13:28
はっきりした径がある。

玉湯町 13:29
なぜか径がきれいに残っている。
13:32
径が不明になり、谷を下がる。
13:37
谷には径らしきものが見えない。

玉湯町 13:40
水田跡か?、石垣がある。
13:40
山際に径があった。
13:43

玉湯町 13:47
13:50
斜面の径には石段がある。
14:00
径が不明になり、右へ山沿いを進む。

玉湯町 14:01
また径があった。
14:03
水田跡が終わり、谷を下る。
14:06
小さな川沿いを進む。

玉湯町 14:09
川を渡る。
14:10
14:12
川を渡る。

玉湯町 14:13
川を渡る。
14:13
川を離れた径になる。
14:15
溜池が見えてきた。

玉湯町 14:16
川を渡り溜池の右へ行く。
14:18
溜池の脇を進む。
玉湯町 14:19
堤塘の脇から径が下がっている。

14:20
笹が茂る径を下がる。
14:22
14:23
舗装道路が見えてきた。

14:24
出てきたところを振り返る。
昭和31年発行旧版地形図


目次