歴史の道 枉北道(枕木町〜忠山)




2019年8月12日(月) 歴史の道 枉北道(枕木町〜忠山)
 県道枕木線の途中から長海町へ向けて越田坂こえだざかが分岐しています。越田坂は「越えた坂」として弁慶伝説があるということで、案内標識が立っています。越田坂を下ると一般の車道へ合流しますが、少し先で水田の中の新しい道から分岐し、苧山の山際を通る古い細い道が続いています。資料では現在の田んぼの中を通っているところもありますが、耕地整理で消えてしまっているようです。田んぼと山の間の細い道を行くと、やがて長海町の集落が見えてきます。集落の手前に左手に石段があり、上がってみると無住のお寺(海藏寺)がありました。石段の手前に右に細い道が分岐しており、資料ではこの細い道がルートになっています。細い道は家の間を抜け、民家の裏手の草地を通って、元の道に通じていました。集落の道はやがて長海神社の参道に出会います。
 神社の前から林道馬見谷線を700mほど進むと、右手の林内の水路に沿って径がありました。資料のルートもこの谷を通っているので、径を入ってみましたが、この径は鉄塔の巡視路で谷の奥へは藪となって、踏み跡も見当たりませんでした。
 資料による忠山の峠までのルートは歩くことができなかったので、林道を峠まで上がりました。枉北道は峠からは現在の林道の下部の谷筋を通って千酌に向かっています。  

枕木町
県道枕木山線から越田坂へ分岐する。
案内標識坂を下る。

枕木町
一般車道に合流。
越田坂の標識。苧山の麓へ向かう。

左折し、山際の細い旧道へ入る。石田医王寶殿の前を通過。山と田んぼの間を行く。

長海町

山際に清水が湧き出している。
長海町の集落が近くなる。

長海町
集落手前の山手に寺への石段がある。
六地蔵が並んでいる。長海町
無住のお寺、海蔵寺。

長海町
石段の手前に右への分岐がある。
集落の間の細い道を行く。奥の草地の径へ進む。

長海町
民家裏の草地に径がある。
径は折れて車道へ向かう。車道を東へ向かう。

長海町
長海神社の杜が見える。
中海の向こうに大山がそびえる。長海神社の参道に出会う。

長海町
長海神社、右奥に忠山が見える。
林道馬見谷線を忠山へ向かう。

長海町
右手の林内に谷に沿って径がある。
管理された径が続いている。鉄塔の巡視路へ続いている。

長海町
谷の奥は藪となって径はない。
林道へ帰り、峠へ向かう。

美保関町
林道馬見谷線の峠。
資料では破線のルートが想定されている。踏査済みルート


忠山〜美保関町千酌
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