歴史の道 松江美保関往還(美保関町杢井越〜美保関)




2019年4月13日(土) 松江美保関往還(美保関町杢井越〜美保関)
 市道才軽尾線の軽尾へ下る峠に杢井越へ向かう山の径があるのを以前に確認しているので、軽尾の峠に向かいました。峠についてみると、以前は工事中だった林道美保関線が雲津から軽尾までの区間が完成していました。峠から山径をたどると、以前に通った山径は途中で新しい林道に切られていました。切られたところから、新しい林道は概ね古い径と重なっているようです。新しい林道を歩いて杢井越まで行き、ここから西への径を探しましたが、わかりませんでした。資料によると往還はピークを回るように斜面を通っているようなので、谷へ下りる階段を下がってみました。斜面に向かって踏み跡があるようなので、藪となった中へ入ってみると、しばらくは径らしきものがありましたが、やがて急斜面に踏み跡は消えてしまいました。資料にある「杢井越付近で約150m欠落」とは、この部分のことだろうと思われます。(古い地形図を再確認すると、旧道は峠から谷へ下りずに、小高いピーク付近へ上がって下りているようなので、再度確認が必要です。)
 ここから引き返し、才へ下る峠から五本松公園へ向かう作業道へ向かいました。作業道を10分ほど歩くと五本松公園の遊歩道に出会い、公園に向かって少し上がると、五本松跡に旧松江街道と書かれた標柱が立てられていました。径に沿って林内へ向かうと、最近は人も通らない感じで、笹が生え踏み跡も見えませんが、左へと進むと枝の延びた中に踏み跡がありました。踏み跡らしきものをたどると谷へ下りますが、ここで径がわからなくなりました。とりあえず谷を下がってみましたが、谷にも踏み跡もなく、やがて竹藪になってくるので、諦めて谷へ下がったところまで、引き返しました。引き返したところでよく確認すると、向かいの斜面に獣道のような踏み跡が見えました。斜面を上がってみると、枝が伸び藪になった中に、広い踏み跡が続いていました。斜面から尾根筋へ出て下がっていくと、やがて墓地の中を通って宝寿寺の前に出て、斜面の石段を下がると美保関の街へ着きました。  

美保関町杢井越
林道美保関線
階段を下ってみる。この先の斜面から右へ踏み跡がある。

美保関町杢井
踏み跡はやがて消えてしまう。
林道を東へ向かうと、法面上へ径がある。林内へ径が続く。

美保関町杢井
広い径がある。
急な法面の階段を下りる。法面の階段を振り返る。

美保関町
左は軽尾へ、直進する。
市道才軽尾線を歩く。左は才へ、直進し山へ向かう。

美保関町
山へ入る。
広い作業道が続く。

美保関町
 
五本松公園の遊歩道に出会う。

美保関町
五本松跡に案内標識がある。
旧松江街道とある。林内へ向かう。

美保関町
 
谷に下りると藪で径が不明になる。谷から斜面へ上がる。

美保関町
荒れているが広い踏み跡が残っている。
倒木がある。尾根径を歩く。

美保関町美保関
宝寿寺の墓地へ出てきた。
宝寿寺美保湾



出発地・三の丸
松江の歴史の道を歩く