八雲町稲葉の旧道 |
2020年8月18日(火) | 八雲町稲葉の旧道 |
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昭和22年発行の旧版地形図を見ると八雲町熊野の稲葉から谷を入って、山越えをする径が描かれているので、再確認しようと出かけました。同じ山の、林道島村線から山越えをして、二つ西隣の谷へ下りる径(現地形図にある破線の径)を、2016年3月20日に歩いているので、帰りはこのルートを通ろうと思いました。 稲葉地区の常栄寺の近くにある稲葉集会所の前から、谷へ向かって作業道が続いています。作業道を2分ほど入ると、草刈りされた径が終わり、その先には草に覆われた作業道が続いているように見えます。通れるかどうか不安になりますが、入ってみるとまだ草はまばらなので、通り抜けることができました。草地を抜けると作業道は終わり、山へ入るようになります。山の入口はササに覆われていますが、ササはまばらで、右手に見える溜池の脇に細い踏み跡が続いていました。溜池の脇を抜けると、少し開けた谷へ出てきました。 谷は右へ曲がっており、谷間を上がっていきましたが、踏み跡はほとんど不明です。旧版地形図を見ると、谷の奥へ入らず途中から斜面を尾根筋へ上がるようになっているので、適当なところから、谷の左側の斜面にとりつきました。踏み跡は見えませんが、急傾斜の斜面を木々に掴まりながら尾根に上がりました。(あとで旧版地形図をよく見ると、谷へ入ったところから、すぐ斜面に向かっているように思われます。) 尾根にはしっかりした踏み跡が上下に続いており、尾根を下がったところにある常栄寺あたりから、上る径があるかもしれません。 尾根にははっきりした踏み跡があり、あまり起伏のない径が続いていますが、ところどころに枝が伸びて、通りづらいところもあります。右側の斜面から上がってくるはずの旧道の踏み跡がないかと注意をしていましたが、見つかりませんでした。旧道は、隣の谷を周るように尾根筋を通っていますが、一番奥のピークから直進していまい、径を間違えました。踏み跡が不明になり、間違いに気づいて、ピークまで引き返し、南に向かいました。 南に向かうと、尾根は伐採地との境界となっており、切り株から枝が伸びだして、少し歩きづらくなっています。旧道はほとんど林内を通っているので、眺望はほとんどありませんが、伐採地のピークからは天狗山や空山を見渡すことができました。 ピークから下がって5分ほどで、次のピークへ上がります。ここが最後のピークで、ここから下がったところで、地形図の破線の径に出会い、谷へ下りて行くと、思っていました。ピークから下がると、シダに覆われて踏み跡もはっきりしなくなりますが、少し下がると、上から下りてくるシダのない踏み跡に出会いました。これが地形図の径だと思いましたが、はっきりした径のわりに、いつまで経っても谷へ下りる気配がありません。GPSを再確認すると、地形図の径と接した後、分岐して尾根を下がっていました。径ははっきりした踏み跡が続いているので、このまま下ることにしました。ところどころ倒木があったり、シダに覆われていたりしますが、どこに下りるのだろうと思っていると、麓の墓地の裏に下りてきました。 この旧道は、最初の尾根へ上がるルートがはっきりせず、また急斜面なのですが、尾根は旧道らしく踏み跡もしっかりして、起伏もないので、面白いルートだと思います。 どこで地形図の破線の径と別れたのか不明なので、再確認してみたいと思います。9月1日に接点を再確認しました。 |
八雲町 12:16 | 12:17 すぐ右へ折れて谷へ向かう。 | 12:19 作業道は行き止まり、草地に踏み跡がある。 |
八雲町 12:20 なんとか歩けそうな径がある。 | 12:23 山の入口はササが生えている。 | 12:24 溜池の脇に細い径が見える。 |
八雲町 12:26 開けた谷へ出てきた。 |
12:27 右の谷を上がっていく。 |
12:29 |
八雲町 12:32 小さな川を渡り、左側を行く。 |
12:34 左の小さな谷へ入ってみる。 |
12:37 谷の正面は急斜面で右の尾根筋を上がる。 |
八雲町 12:39 急傾斜の尾根筋を上がる。 | 12:43 | 12:47 まだ急傾斜が続く。 |
八雲町 12:50 | 12:52 やっとピークが見えてきた。 | 12:55 尾根に上がってきた。 |
八雲町 12:58 小ピークへ上がった。 | 12:59 左の斜面は皆伐されている。 | 13:00 |
八雲町 13:05 一段高い小ピークへ上がった。 | 13:07 尾根が左へ曲がる。 | 13:10 |
八雲町 13:13 | 13:14 小ピークへ上がる。 | 13:15 尾根が右へ折れる。 |
八雲町 13:16 | 13:17 大きな杉の木がある。 | 13:18 小ピークから尾根が左へ曲がる。 |
八雲町 13:19 | 13:21 小ピークへ着いた。 | 13:24 小ピークから直進する。 |
八雲町 13:27 方向を間違え、引き返す。 | 13:29 小ピークへ引き返し、左へ斜面を下がる。 | 13:31 緩やかに尾根が下っていく。 |
八雲町 13:33 | 13:34 尾根の伐採地との境を進む。 | 13:38 小ピークへ上がった。 |
八雲町 13:38 天狗山の山々が見える。 | 反対側には空山が見える。 | 13:45 ピークから尾根を下がって行く。 |
八雲町 13:48 伐採地との境を行く。 | 13:49 尾根が左へ折れる。 | 13:51 林内の径となる。 |
八雲町 13:57 尾根が左へ曲がっていく。 | 14:00 小ピークへ上がる。 | 14:06 径が下っていく。 |
八雲町 14:08 シダが密生している。 | 14:10 シダがなくなった。 | 14:14 |
八雲町 14:15 尾根道を進む。 | 14:17 倒木がある。 | 14:19 |
八雲町 14:22 | 14:23 | 14:24 シダが多くなる。 |
八雲町 14:29 大きな倒木を迂回して進む。 | 14:31 | 14:35 |
八雲町 14:37 | 14:38 墓地へ出てきた。 | 墓地の後ろから出てきた。 |
八雲町 14:40 出てきた墓地を振り返る。 | 右端は常栄寺 |
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昭和22年発行旧版地形図 | 9月1日再確認後 |
2020年9月1日(火) | 八雲町 稲葉の旧道の再確認 |
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先日8月18日に稲葉からの旧道を探して歩いたときに、林道島村線からの旧道との接点が不明だったので、林道から上がって確かめることにしました。 森脇から市道を上がると、左へ林道島村線が分かれます。林道をさらに1kmほど上がると、道路のすぐ左側に川があります。川に下り、飛び石伝いに川を渡ると、平場があり、さらに右の方から斜面を左へ上がっていく踏み跡があります。地形図を見ると、旧道はもう少し上流から川を渡ったようですが、今は原野になっていて通れそうにありません。踏み跡は最初は笹が生えていますが、やがて笹はなくなり、広い径が斜面を上っています。5分ほど上がると、峠について、径は下って行きますが、右手の尾根にも踏み跡が続いています。 峠を越えて斜面を下っていくと、大きな倒木があり、右の下り斜面へ回って通りました。やがてシダが多くなって径が見えなくなってしまいますが、シダの中を進むと、右下へ径が続いていました。シダを越えてしばらく行くと、前方にはまたシダが密生してきます。以前にこの径を通ったときにも、シダの中をむりやり下がった覚えがありますが、今ではこのシダの中を通る元気はありません。 このあたりが8月18日に歩いたときに、この径と最接近した場所になるので、左の斜面を探すと、踏み跡らしきものが斜面を上っていました。斜面を上がると、数mで山を下りてくる径と出会いました。やはり今日の径とは直接接してはおらず、先日は分からずに、通り過ぎていました。この径に峠の尾根から下りてくる踏み跡はないかと、探してみましたが、見えませんでした。 |
八雲町 左へ林道島村線を上がる。 | 11:37 川が近い場所から山へ向かう。 | 川へ下りる。 |
八雲町 11:39 川を渡る。 | 11:45 斜面に径がある。 | 11:46 斜面を上っていく。 |
八雲町 11:48 広い径が続く。 | 11:50 峠が近い。 | 11:51〜11:55 峠に上がった。 |
八雲町 11:55 峠を越えて下がって行く。 | 11:57 倒木を右へ回って行く。 | 12:03 シダが多い、右へ下りていく。 |
八雲町 12:06 シダを抜けると径が続く。 | 12:07 | 12:09 径は下がって行くが、シダが密生している。 |
八雲町 左の斜面に踏み跡がある。 | 12:12 斜面の上に、上から続く径があった。 8月18日14:10と同じ場所 | 12:14 尾根への道を探すが不明。 |